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腰痛で病院を受診すると、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性脊椎症、すべり症等々、様々な病名を付けられます。
これらの病名に共通するのは
『背骨の構造がおかしくなっているから腰痛になっている』
ということです。
しかし、何の腰痛もない正常な人でも、MRIをとって調べると15歳で15%、60歳で60%の人にヘルニアが見つかるという研究データがあります。
また、痛みのない正常な人のレントゲンをとると35歳で30%、70歳の人では100%の確率で変形性関節症が見つかります。
別のデータでは高齢者の70%に脊柱管狭窄症が見られ、他にも腰痛のない人の85%に椎間板変性が認められるというデータが国際腰痛学会より報告されています。
このことから、背骨の構造異常と腰痛は必ずしも一致するわけではないということがわかります。
それでは腰痛の痛みは何が原因になっているのでしょうか。
筋肉を強く押して発生した『痛み』は神経によって脳に伝えられて『痛いっ!』と感じます。
これが神経の仕組みです。
神経の圧迫とは、神経が遮断され流ということです。そのようなことになれば全ての感覚は脳に伝わらないことになります。
痛みや痺れというのも感覚ですから、それも消えるはずです。
つまり神経圧迫によって痺れや痛みを感じるというのは生理学的に辻褄が合わないのです。
神経の先端にはポリモーダル侵害受容器という痛みを感じるセンサーがついていています。
そこで感じた痛みを電気信号に変換して脳に運ぶのが神経です。
つまり
これは私の個人的考えではなく、生理学の教科書に書いてあることです。
痛みが脳と患部をつなぐ電気信号のやり取りということなら、痛みは神経先端に患部である筋肉にあると考えるのは当然のことでしょう。
現在、慢性の痛みを研究する医師たちの間では「筋肉の痛みが慢性痛の原因」というのが定説となっています。
となれば、腰痛の解決法は筋肉のコリを治療すればいいという単純な話になります。
筋肉のコリというとすぐに治るようなイメージがありますが、長年の蓄積により硬くなった筋肉は、ひと筋縄ではいきません。
筋肉が酷使されて酸欠になると発痛物質という痛みを感じる物質が筋肉から放出されます。
そして、この発痛物質が神経の先端にくっつくと脳が「痛いっ!!」と感じるのです。
痛みはストレスになりますから、体が強張り、さらに筋肉が硬くなります。
これを痛みの悪循環と言って、繰り返されると頑固なコリに発展していきます。
腰痛の原因である筋肉のコリは筋硬結と呼ばれるくらい硬いしこりのようなものです。
押すと飛び上がるくらい痛かったり、押したところを中心に足まで響くような感じがしたりします。
人によっては神経痛のように『しびれ痛い』という感覚がすることがあります。しびれは神経のせいで起こるというイメージがありますが、筋肉のコリによって引き起こされている割合の方がはるかに高いです。
筋肉のコリは限度を超えた筋肉の疲労、過去の怪我、外傷の繰り返し、内臓の疲労などが発生原因と言われています。
それゆえ無理を重ねた方、年齢を重ねた高齢者の方に多い傾向があります。
高齢の方の腰痛も筋肉が原因です。よく言われる軟骨や椎間板がすり減ったせいで痛いというのはウソです。
しかし、腰痛の痛みの正体が筋肉という考えは一般的ではありません。
なぜなら実験用マウスには慢性の筋肉痛という状態を作ることができないからです。
そのため、腰痛や肩こりのマウスで研究や実験ができないために痛みの研究が発展しにくいという現状があります。
また、痛みの診断は触診や問診が非常に重要になります。逆にいうとそれでしか見つけることができません。
現在の保険医療は患者さんの数をこなさないと利益になりません。
流れ作業のように画像診断をして、構造が悪いから腰痛になっていると診断をせざるを得ないのです。
腰痛の原因は筋肉のコリですから、筋肉を緩めるのは必須です。
筋肉を緩める方法は、ストレッチでも、マッサージ、整体、カイロ、鍼と何でも良いです。
セルフケアとしてテニスボールやゴルフボールを使ってコリの部分をほぐして腰痛を改善する方法もあります。
ただ、あまりに頑固なコリに関しては、専門的な施術を受けた方が早く回復します。
筋肉のコリが痛みを作ると、痛みのせいでさらに筋肉がコリを作るというサイクルを繰り返すようになります。
時間が経てば立つほど、このサイクルは強固になり腰痛が治るのに時間がかかります。
痛みはなるべく早く遮断して、サイクルの断ち切らないといけません。
痛み止め薬や湿布は一時しのぎと思うかもしれませんが、このサイクルを止める一つの方法です。
薬に抵抗のない方は、痛み止めを飲んで、湿布を貼って痛みを早期に止めましょう。
腰痛の患部である腰を大切にすることも時には必要ですが、過剰に大切にしすぎるのもいけません。
腰に爆弾が入っているかのように、振舞うと不安が増し、さらに痛みを増大させます。
動かせる範囲で動かして、「これくらいの動きなら大丈夫」を繰り返して、できることを増やす。
実はこれが腰痛改善に非常に効果があります。
とは言ってもレントゲンを見せられて「一生治りません」と宣告されてしまったら、その恐怖を払拭するのは並みのことではないのも理解しています。
腰痛の正しい知識を知っていただき、安心して過ごしていただきたいと思っています。
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