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腰痛とヘルニアについて

腰痛とヘルニアについて

坐骨神経のイラスト画像

腰痛で整形外科に掛かったら椎間板ヘルニアと診断されたけど、電気と湿布で終わってしまった。

または、「治すのは手術しかない」と言われて悩んでいる方も多いと思います。

ところが何の腰痛もない正常な人でも、MRIを撮って調べると15歳で15%、60歳で60%の人にヘルニアが見つかるという研究データがあります。

このことからヘルニアがあっても、それが必ずしも腰痛の原因にはならないということです。

こちらでは、ヘルニアの病態、痛みの原因について詳しく説明をしていきますのでご参考ください。

椎間板ヘルニアは手術一択ではありません、対処法もたくさんあるのでご安心ください。

背骨を横から見た図
背骨のイラスト画像

椎間板ヘルニアの病態

まずは椎間板ヘルニアの病態をみてみましょう。

背骨は椎骨という小さな骨の間に椎間板がサンドイッチになってできています。

椎間板は外側は柔らかい軟骨でできていて、中に髄核というゼリーが入っています。

背骨に無理がかかって、外側の軟骨が破れて、中のゼリーが外に飛び出した状態を椎間板ヘルニアといいます

ヘルニアというのは「本来の場所から飛び出す」という意味があります。脱腸もその病態から鼠径ヘルニアと名前がついています。

この「飛び出したヘルニアが神経を圧迫して症状を引き起こす」というのがヘルニアの一般的な症状の考え方なのですが・・・。

しかしこれは30数年前から進歩のない古い理論であり、実は矛盾だらけの理論です。

下記では、この理論の矛盾を神経の仕組みから説明していきます。

一般的なヘルニアの理論の矛盾

原因は神経の圧迫なのか

椎間板ヘルニアの画像

もしヘルニアの病態が

『神経が出口で圧迫されているために腰痛、坐骨神経痛が出る』

ということであれば、神経が途中で遮断されてしまうので

触られても感覚がないはず!!

しかし、実際は痺れる、痛いという症状を感じる事になるわけですから、神経の働きと矛盾します。

これについてわかりやすく説明していきます。

神経の働きとは?

神経の仕組み画像

神経は図のように脳と体をつないでいます。

電気のコードみたいなものだと思って下さい。

神経の働きは2つ。「感じる」と「動かす」を伝える事です。

足などを触ったり叩いたりすると「触られている」とか「痛い」という感覚を脳に伝えます(感覚神経と呼ばれています)

また、頭で「体を動かそう」と思えば神経を伝って筋肉を動かしてくれます(運動神経と呼ばれています)

超簡単!痛みを感じる仕組み

感覚神経の働き
神経の仕組み画像

を強く押す
   ↓
押された感覚が神経を通って
   ↓ 
脳に伝わって「痛い!」と感じる

神経圧迫すると痛みを感じないはず

神経の仕組み画像

もしヘルニアの病態が

『神経が出口で圧迫されているために腰痛、坐骨神経痛が出る』

ということであれば、神経が途中で遮断されてしまうので

触られても感覚がないはず!!

しかし、実際は痺れる、痛いという症状を感じるわけです。

神経が圧迫されて痛み痺れが出るというのは生理学的に考えにくい話です。

超簡単!筋肉が動く仕組み

運動神経の働き
神経の仕組み画像

脳から足を動かせと命令が出る     
   ↓ 
神経を通って
   ↓ 
足が動く

神経圧迫だと動かせなくなるはず

神経の仕組み画像

また動かす神経の運動神経への影響はどうでしょうか。

もしヘルニアが神経を完全に遮断してしまったら、足を動かそうとしても

全く動かせない。

力が入らない。

となるはずです。

つまり麻痺ですね。

しかし実際には、多少の筋力低下はあるものの(おそらく痛みのため)、完全に麻痺しているという症例はほとんどありません。こちらも神経の働きと矛盾します。

痛みの原因は神経ではない

神経の仕組み画像

神経の先端についているポリモーダル侵害受容器という装置が痛みをキャッチし脳に痛みの信号を伝えます

つまり昔から言われている

「ヘルニアは神経を圧迫しているせいで腰痛と神経痛が出る」

というのは解剖生理学に当てはめると矛盾が多いのです

では一体痛みは何が原因なのかって話ですよね。

少し専門的な話になりますが、神経の先端には痛みをキャッチする装置がついています

そして、この神経の先端に強く押すとか、叩くとかいう衝撃がかかると神経が反応して、痛いという感覚を脳に伝えるというのが神経の正確な仕組みです。

つまり「痛み」という感覚は神経の先端でしか発生しないのです。図でいうところの筋肉とくっついているところですね。

ということは、痛みの正体は神経の圧迫ではなく、神経の先端にある皮膚や筋肉が発生源であると考えるのが自然です。

神経圧迫によって痛みが出るという理屈は、「電気コードを踏んづけるとライトがつく」というくらいおかしな理論になります。

まとめると「MRIでヘルニアが写っているから腰痛の原因はヘルニアかと思いがちだけど、痛みの正体は皮膚や筋肉にあってヘルニアとは無関係だから安心して下さい」ということです。

痛みの原因は筋肉のコリ

マッサージを受けている女性の画像

ヘルニアと診断された方でもマッサージや鍼などの手技療法で改善することが多くあります。

また、整体やカイロプラクティックなど骨格の施術でも改善することがあります。

整体やカイロプラクティックでヘルニアが引っ込んだのは非科学的すぎるし、背骨や骨盤も歪みなんてミリ単位の話で施術によって構造が変わったなんて考えられません。答えは施術で筋肉が緩んだからでしょう

痛みの正体は筋肉と考えると辻褄が合います。

また、気功で楽になる人がいます。電話で治療の予約を取ったら痛みが楽になるという人もいます。仕事から帰ってくると痛くなる人、休日だけ楽になる人もいます。

このことからストレスやリラックスという脳の働きも関係していることがわかります。

ストレスや痛みは神経反射を起こして筋肉が固くしたり、血流が悪くさせるのです。

結局、ヘルニアの痛みを取るにはどんな方法でも良いから筋肉のコリが取る事が最も効果的ということです。

以下より、具体的対策について説明をさせていただきます

椎間板ヘルニアを解決する3つの方法

  • その1 筋肉への治療
  • その2 鎮痛剤
  • その3 椎間板ヘルニアの手術

その1 筋肉への治療

整体の施術をしている写真

椎間板ヘルニアをはじめとした腰痛の治療において、最優先すべきなのは筋肉を緩めるという事です。

なぜなら腰痛の痛みの原因の9割は筋肉のコリだからです。

筋肉のコリを取る方法はそれこそ無数にあります。

自宅でのマッサージ器具をはじめ、マッサージ店で人にやってもらう方法もありますし、整体やカイロプラクティック、整骨院など腰痛治療を謳っているところはコンビニより多くあります。

ただ、腰痛の施術をする施術者との相性、患者さん側の施術の好みなど様々な要素が合致した時初めて効果が出ます。

ですからたとえ結果が出なくても

「筋肉を緩めたけど効果がないから手術しかない!」

と思わず、通院先を変えてみるとか、方法を変えてみるとかして色々試してみると良いと思います。

きっと自分に合うところに出会えるはずです。

ちなみに施術の頻度も大切です。

最低でも週に2回を4週間は必要です。それで兆しが見えないときは治療方針に問題がある可能性があるので、方針転換が必要です。

その2 痛み止め薬

薬の画像

痛み止め薬と聞くと「一時しのぎ」というイメージがあると思います。

しかし、痛みを感じるとそれがストレスとなります。

痛みを感じると脳からの反射で筋肉を固くさせて、さらに痛みを強く感じるようになります。

そのため、たとえ一時しのぎだとしても、早期に痛みを止めるということが非常に重要になります。

湿布も貼る痛み止めです。湿布の中に痛みを緩和させる成分が入っています。腰痛の時は痛いところに貼るのも上記の理由から非常に有効です。

その3 椎間板ヘルニアの手術

椎間板ヘルニアの画像

当院では基本的に椎間板ヘルニアによる腰痛に手術は必要ないという方針で施術をしております。

しかし例外があります。

それはヘルニアが飛び出す場所と、程度による問題です。

椎間板ヘルニアの中には「中心性ヘルニア」と言う馬尾神経麻痺を伴うヘルニアがあります。

このヘルニアは陰部神経という尿道や肛門にいく神経を圧迫して「膀胱直腸障害」という排便排尿困難、失禁などを呈する症状を起こします。

陰部神経という神経は、圧迫が長いて傷むと2度と修復しません。

上記の症状がある時は、手術一択となります。

椎間板ヘルニアにお困りなら

整体の施術をしている写真

椎間板ヘルニアについては、非常に議論が多く、同じ医療者でも意見が分かれるところです。

当院では診断がとても大切。その上で筋肉の治療が最優先という方針をとっています。

なかなか症状が芳しくない時は、お気軽にご相談ください。

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